だいぶ更新が滞ってしまい申し訳ありません。
2023年4月1日はやっとライブです!
Aya (vo) 堀秀彰 (pf) 馬場孝喜 (g)
Open 11:30 /1st 12:30-13:30 / 2nd 14:00-15:00
さて、3月1日はムッシュかまやつさんの7回忌。
2017年に亡くなられ・・・そんなに時間がたってしまったんですね。
私は2016年12月に発売、ムッシュかまやつさんの遺作となった『雷門Project』というアルバムにシンガーとして参加させていただきました。
この作品は松本一起さん、澤地隆さんが作詞され、その詞にムッシュかまやつさんが曲をつけ、井上日徳さんがアレンジをした作品が11曲収められています。
このプロジェクトですが、1986年にムッシュかまやつさんのソロアルバムを制作するという話があったそうなのですが、色々な事情がありお蔵入りになってしまっていたとのこと。その後30年ぶりに、その作品でアレンジャーをされた井上日徳さんへ、ムッシュさんから連絡があり、当時作成していたデモ音源を復刻し、リリースするために立ち上げられたプロジェクトでした。
この作品へ参加した経緯に興味がある方は、ぜひ私が過去に書いたブログをご覧くださいね。
私は松本一起さん作詞『氷河のWine』、澤地隆さん作詞『森のアクシデント』を歌わせていただき、他数曲にコーラスでも参加しています。
残念なことに作詞家の松本一起さんも2022年11月に亡くなられてしまいました。
たくさんの素敵な曲を遺してくださいました。
以前『ほっとひとときラジオ』の第30回記念の際、作詞家の澤地隆さんにインタビューをしで伺った話では、デモ音源も聴くことがないまま、どんな曲になったのかもしらないままだったそうで、2016年12月にリリースしたことで初めて聴いたとのことでした。
(インタビュー動画はこちら)
”光と孤独 抱き合っている” 『氷河のWine』より
この歌い出しから、もう心ににぐっと深く入ってくる曲です。
自分には想像のできない世界観、奥行き、温度、湿度、明るさ・・・
私の声で何を見せたらいいのか、私の声はどうこの世界を表現できるのか、
私には何が求められているのか・・・
歌うには「難しい」の一言に尽きます。
とても大袈裟な表現ですし必ずしもそうではないことも承知の上で書きますが、今はこの作品を私しか歌っていないということに、責任すら感じています。
それは先日、澤地さんからも少しお話がありました。
『氷河のWine』に限らず、私が歌わせていただいた『森のアクシデント』も、このアルバムに収録された曲のすべてが、奇跡であり大切な宝物です。
自分でもアルバムを制作したことで、より一層、作品を形にしてリリースすることの大変さ、制作に関わる多くの方の協力がなくては形にできないことを身をもって知ったことで、この曲を大切に歌い続けたいと強く感じました。
ムッシュさんは最期にこのアルバムを遺し、そこに何を見たのでしょうか。
私はムッシュさんにお会いすることは叶いませんでした。
でもこのアルバムについては、聞いてくださり、完成をとても喜んでくださったとのことでした。それだけでも十分に嬉しいです。
興味を持たれた方は、ぜひ作品を聴いて、ムッシュさんや一起さんを感じてください。
作品は身体が亡くなっても、ずっと残ります。
私も大切にしていきたいと思います。
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